滝観洞に行く。
ちょっとした冒険気分を楽しめるところだ。
なんせ受付で貸してくれるのはヘルメット。このヘルメットは飾りじゃない。飾りじゃないことは、入ってすぐにわかるはずだ。
おきれいで歩きやすい観光洞窟とは一味違う。
入口からして難所が待ち構えていて、この先を進む覚悟を問うてくる。身体がおっきい人はつっかえそうなくらいの狭さと低さだ。
おまけに寒い。冷たい空気がびゅうびゅうと吹き付けてくる。
足元は滑る。とはいえ見た目よりは滑らない。上からは水が滴り落ちてくる。
要所はライトアップされてはいるものの、あまり飾り気はない。見立ても最小限だ。というより見立てをするほどの景観が少ない。見るよりもむしろ、からだを動かす方がメインかもしれない。
とはいえ、ゴールの男滝の見事さは一見の価値がある。
雨上がり直後のためものすごい水量、轟音を立てて流れ落ちている。
この迫力は写真では絶対にわからないし、動画でもどうかというところだ。