2023年11月6日

特別支援学級読み聞かせ。

大型絵本を利用。

列車に興味がある子たちはやはりぐいぐい食いついてくる。古い電車だね〜って声が上がる。

しゅっぱつしんこう!のかけ声は、指差し動作しながら読む。途中小さく東北新幹線が出てきたりしてるところなど、絵の説明をしながらゆっくり読んでいった。

途中“ふつうれっしゃ”ってなに?って声が出たので、この辺だと「陸羽東線」とかかな〜って付け加えたらああ〜って納得してたのが面白かった。まあ厳密にいうと、ふつうれっしゃの説明としてはちょっと違うのだけど。

『しゅっぱつしんこう!』 – のりもの絵本作家山本忠敬の世界

↑こちらによると、モデルとなったのは東北本線→山田線→岩泉線のようで、まあまあこの辺のご近所。読み終わった後、古い地図教科書をコピーして解説をつけたもの片手に説明を加えてみた。なんで古い地図教科書かというと、岩泉線はすでに廃線となってしまっているからだ。東北本線はともかく、山田線が現存しているのが不思議なくらいだ。

今日は乗り物テーマということで、本当はこの後『わゴムは どのくらい のびるかしら?』を読みたかったのだけど、朝に急きょ二人でクラスに入ることになったので、読むことができなかった。

 

もう一人の担当が読んだのはこちら。やはり大型絵本。

探しもの絵本はやはり盛り上がる。大きい子たちは展開を読んで、きちんと合いの手を入れてきていた。複数で担当すると毛色の違う本が出てくるので、子供たちも飽きないんだなあと。大型絵本を使っているとはいえ、人数が多い通常クラスだと後ろの子たちはなかなか探せないし文句が出る。担当の人は、人数が少ない特別支援学級だからこそ読める絵本だと言っていた。

 

読み聞かせからの帰り、校庭に出ると『しゅっぱつしんこう!』にいちばん食いついてた子が授業に出てきていて話しかけてきた。ハイタッチを求めてきたのでやはり大満足だったようだ。先生の車はどこ?って尋ねてきたので、あれだよ〜あの赤い車って指さしたら、ちょっと遠目だったのに、インプレッサだね!と当ててきたのには驚いた。おじいちゃんもインプレッサ乗ってんだよ〜マフラー改造してるんだよ〜でもちゃんと車検には通るんだって!とお家の事情をこれでもかと語り続けるのが面白かった。ああ、君のじいちゃんは走り屋なんだねえ。