2024年2月19日

三年生読み聞かせ。

図書館でスタッフの方とお話ししてるうちにすすめられた本。こういう選書もいいものだ。「読み聞かせに向く本」から選んでいるとはいえ、やはりどうしても自分好みに偏りがちになってしまう。

いちごの時期だし、季節はずれのあたたかさってシチュエーションもぴったり。オチが弱めなのでどうかなあと思ったが、よく聞いてくれていた。

ちょっと短めだったので、『それ ほんとう?』から、いちごにちなんで「い」を読んでみた。3年生にはなじみのない言葉や言い回しが多かったと思うが、面白そうに聞いてくれた。

このクラスにお子さんがいるボランティアさんに、落ち着いててよく聞いてくれますねって言ったら、低学年のころはこんなんじゃなかったという話。何人かは立ち歩いてたり、ざわざわしたりで、聞く体勢ではなかったという。3年生のこの時期に入ってようやく整ってきたというのだ。1年生、2年生と先生たちが根気強く言い聞かせてきて、今の姿があるのだという。本当に成長しましたね〜って感慨深そうだっだ。

一方で、最近1年生のクラスに見守りボランティアに入ることがあるけど、ボランティアの手を借りるくらいなので、そりゃまあひどい有様。読み聞かせのときも机の上に座っちゃってたりしてる子もいるくらいだ。よくいえば元気で自由、悪くいえば集団生活のいろいろがわかってない。もちろん全員ではないけれど、一人二人ちょっかいかけ合ったりが始まると、全体に波及してざわつくことになる。もちろん補助の先生方もかわるがわる入ってくださっているが、本当にまあ先生の指示が通らないのだ。とりあえずみんな、なんとか一日無事に過ごしてケガしたりさせたりしなければOK!!って感じだ。今日は月曜日、週のスタートのしんどさも相まって、廊下で寝転がってぐずったり、いけないことして先生にお説教されたりをちらほら見かけた。彼らも1年生、2年生と過ごすうちに、だんだんと成長して、いずれ落ち着いた姿を見せてもらえるようになるのだろうか。

本当に学校という場は、子供と毎日関わってくださってる先生方の不断の努力によって成り立っているものだなあと改めて思った。読み聞かせは、先生方が整えてくださったその場をちょっとお借りしてるに過ぎないのだ。